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No.90

#大河べらぼう 第36話 感想

べらぼうの癒し枠、恋川春町先生。
無愛想でひねくれ者、皮肉屋で繊細、生真面目で融通が利かない。
畳のヘリをいじってるあの不貞腐れ方を見るにめんどくさい性格。
どこかで見覚えがある性格で親近感が湧きまくりだった、春町先生。

違うのは主君に忠義を尽くして最期を迎えたこと。
逐電って言われたら逐電しましょうよ、春町先生。
ぼくなら真っ先に逃げ出しますよ。

でもそうしないのがやっぱり春町先生らしさであって、武士・倉橋格と作家・恋川春町の二人の最期を自ら演出する…

「御公儀を謀ったことに倉橋格としては腹を切って詫びるべきと。恋川春町としては死してなお世を笑わせるべき」

それは、切腹を図った春町先生がそのまま豆腐の入った桶に顔を突っ込み、「豆腐の角に頭をぶつけて死んだ」という、皆を丸く収めるための恋川春町最大にして最期の大演出。
悲しいなあ…


嫌なやつだった松平定信。
さんざん「黄表紙好き」と言っていた伏線が生きる構成。
小部屋みたいなところに行ったときに床へ落ちた愛読していた黄表紙。
そして布団かなんかに顔押し付けて、声を押し殺すではなく声をあげて泣いてた描写もよかった。

結果的に、声を押し殺すではなく推し殺してしまったのだがな…

「(こぶ平)倉橋(春町先生)は麻疹です」→「嘘やろ!倉橋(春町先生)のところ行くわ!」も、咎める為と推しに会いたいの気持ち半々だったかもしれんのよなあ…


松平信義(こぶ平)も定信から呼び出しを受けても終始春町先生を庇ったりと好々爺ぶりがよかった。
「当家はたかが一万石。何の目立ったところも際立ったところもない家じゃ。表立って言えぬが、恋川春町は当家唯一の自慢。私の密かな誇りであった。そなたの筆が生き延びるのであれば頭なぞいくらでも下げようぞ」と言いやらかした春町先生の完全なる味方で、あのような立派な主君なら忠義を尽くすだろうという説得力もあった。

そして春町先生が亡くなった後に定信へ言った言葉も、定信への最大限の抗議で深い愛情を感じたよね…

「戯ければ腹を切られねばならぬ世とは一体誰を幸せにするのか。」

蔦重の言葉として紹介されたけど、こぶ平の言葉にしてほしかったなあ…蔦重は蔦重で別のところで同じ言葉を言ったことにして…

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